40歳前後で、人生が大きく変わる出来事がありました。
長く続けた仕事を離れることになり、その後、家族のかたちも変わりました。それまで自分を支えていたものが、続けて手のなかからこぼれていくような時間でした。自分一人では抱えきれないほどの揺れだったと、いまなら言えます。
ひとりで向き合うなかで、心理学、仏教、認知行動療法の本を手に取りました。答えを探していたというより、自分の中の軸を探す問いを、ただ抱えていたのだと、いまは思います。そうして少しずつ、自分の価値観に気づいていきました。それが「穏やかな選択」という言葉に集まっていきました。
そこから、少しずつ行動も変わっていきました。朝の運動を生活に取り入れたこと。人生で初めての一人暮らしを始めたこと。20年以上勤めた会社を辞めて、転職したこと。どれも、内側からの声に素直に従って選んだことでした。劇的な変化ではないけれど、少しずつ、生きやすい自分に近づいてきている気がします。
人生には、予兆もなく大きな困難が訪れます。そのとき、恐怖から逃げるのではなく、自分の内側からの選択で進む。それが、振り返ったときに後悔のない人生につながると、いまは思っています。
誰にも、人生の終わりはわかりません。けれど、いまの自分の姿勢は、この瞬間から自分で選べます。
このブログは、そんな日々のなかで気づいたこと、本や対話を通じて深まった考えを、エッセイとして書き残している場所です。
漠然とした不安を抱えている方、何をしていいかわからない方、ただ流されているだけのように感じている方に、私の経験が少しでも届けば嬉しいです。
東京・練馬で暮らす、ごく普通の会社員です。